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統合的流域管理Integrated Watershed Management

研究の概要

  •  経済の発展は私たちの暮らしを豊かにする一方で、環境破壊に及ぼす影響が危惧されています。私たちは、様々な環境問題の中で、私たちの生活に密接にかかわる「水」の安全を守るための研究を行っています。私たちが住んでいる日本には、高度経済成長による環境破壊、そしてそれを改善していった知識・経験があります。そのノウハウを、今後成長していくであろう東南アジアの国々の発展に活かすために、「Asian Core Program(アジア研究拠点事業)」の一員として活動しています。
     持続可能な開発と河川環境の保全との両立を実現させるための概念として「統合的流域管理」が注目されています。統合的流域管理は、「参加」、「組織・体制」、「政策」、「技術」、「財政」、「情報」の六つの要素で構成され、上流から下流まで、流域内の全ての利害関係者の協力の下で達成されるものです。そして、この利害関係者が、流域管理のあり方を検討するツールの一つとして、流域モデルを用いたシミュレーションがあります。私たちは、このシミュレーションを用いて最適な流域管理手法について検討しています。


統合的流域管理の概念図


キーワード

  • 統合的流域管理、統合的水資源管理、地理情報システム、水文・水質モデル、ArcGIS、HSPF (Hydrological Simulation Program Fortran)、SWAT(Soil and Water Assessment Tool)、シナリオシミュレーション、流出解析、物質動態   (栄養塩、重金属、微生物)、気候変動、洪水、パームオイル廃液、下水処理、   流域管理手法、マレーシア

構成メンバー(2014年度)


共同研究期間、研究協力機関など

  • ・日本学術振興会(Japan Society for the Promotion of Science)
    ・国際湖沼環境委員会(ILEC: International Lake Environment Committee    

     Foundation)

    ・University of Malaya
    ・The National University of Malaysia
    ・University of Technology Malaysia
    ・University Malaysia Sabah
    ・MARA University of Technology


バナースペース


京都大学大学院工学研究科附属
流域圏総合環境質研究センター
環境質管理分野(清水研)

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