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あなたの選ぶトイレが、「生」を衛ることになる。

e-mail. ud-toilet@biwa.eqc.kyoto-u.ac.jp

〒520-0811 滋賀県大津市由美浜1-2

プロジェクト紹介Introduction

代表者からのメッセージ

CEO この度の大震災による大きな被害に心よりお見舞い申し上げますと共に、一刻も早く皆様の日々の生活が元に戻りますことをお祈り申し上げます。
 大震災の発生以来、私共がこれまで蓄積してきた研究成果を、復旧・復興のために、何とか利用して頂けないかと色々と検討してみました。その結果、下水処理の中の特にし尿処理について、「容易に設置でき、無水・無電力で使用することができる、しかも衛生的で快適なトイレの作成と、将来の災害にも対応することが可能なし尿処理を含めた下水処理システムの構築」のために、微力ながら努力しようと考えました。UDドライトイレをご使用頂ける皆様との情報共有・連携を図りつつ、適切なし尿処理の実を上げていきたいと考えています。
                      清水 芳久



私たちの理念と活動目標

 し尿処理(管理)の最も重要な目的は、つまるところ「大便の封じ込めと衛生化」にあります。被災地で仮設トイレが設置されていないあるいは適切に機能していない、既設のトイレはあるが下水道システムの損壊によりこれを利用することができない、トイレが非衛生的な状況にある等の場合、この目的が達成されず、水系感染症等の原因となってしまいます。

 私たちは、水を使わない「し尿分離トイレ」による大便の封じ込め・衛生化が、被災地における屎尿処理に必須であると考え、安価で容易に設置でき、被災者の心情も考慮して使い心地の良い快適なトイレの普及を早急に実現すること、将来の災害に対応することが可能なシステムを構築することを最終目標として活動しています。

 現在、私たちは東日本大震災の発生を受け、被災者や避難者が多い宮城県・石巻市や気仙沼市などを中心に活動しています。

 私たちは、地元の住民や自治体、関係機関とも連携しながら、これらの活動を通してつぎのようなことを目指しています。

(1)既設のトイレをし尿分離型にする改造便座ユニットの設計・作成・改良と普及
(2)緊急用ポータブルし尿分離型仮設トイレの設計・作成・改良
(3)し尿分離を組み込んだ平時・災害時兼用し尿分離トイレシステムの設計
(4)新しいし尿処理・下水道システム計画の策定     など

 なお、本プロジェクトは、(独)科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)「東日本大震災対応・緊急研究開発成果実装支援プログラム」に採択され、支援を受けています。(平成23年5月12日)


バナースペース






パンフレットは こちら

京都大学大学院工学研究科
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