現在の環境は、途上国・新興国をはじめ先進国においても、水質汚濁や化学物質の問題に絞ってみても解決すべき問題は山のようにあり、環境質を管理、改善していく方法を絶え間なく開発していかなければなりません。このためには、基礎科学と工学を両輪とし、常に新しい環境問題を発掘していく姿勢が必要です。
　　環境質管理分野では、水環境中天然有機物の環境中挙動や化学物質の毒性メカニズムに関する基礎研究から、統合的湖沼流域管理や新しい毒性試験法の開発まで視野を広げ、「流域レベルから分子レベルでの新しい環境質管理」の在り方を探っていきます。