センターについて

世界トップレベルの研究・教育の継承と発展

健康で文化的、かつ福祉に富んだ環境質を求める社会的ニーズの拡大と、これらを脅かす多様で重篤な衛生リスク要因の増大を鑑み、これまで積み上げてきた各汚染源に対する個別制御・評価・緩和に関する世界的レベルの成果を継承しつつ、河川・ 湖沼流域全体にその研究対象を拡げ、広域管理、予見および監視といったシステム工学的手法を用いて、空間的・時間的広がりの中で研究・教育・社会活動を展開しています。

琵琶湖・淀川流域は、湖・河川・海が一体となった日本の代表的な流域の一つです。 流域圏総合環境質研究センターは、この流域内で特に重要な琵琶湖の沿岸で、河川の水源域(滋賀県大津市)にあり、湖・河川・海・森林・農地・都市・工業地等が存在する理想的な研究・教育対象を持っています。




予見的・総合的な新しい流域管理システムの構築

・研究の場
個別汚染源(工場、農地、道路、焼却場、下水処理場、浄水場)から
⇒ 流域圏全体(琵琶湖・淀川流域・国内や海外の流域との比較研究)へ
・研究の内容
発がん性物質、環境ホルモン、ダイオキシン類等の個々の影響物質から
⇒ 衛生要因物質の総合把握 …自然起因物質(藍藻毒など)
  …非意図的物質(医薬品、処理副生成物質など)
  …予見的物質(病原微生物、薬剤耐性微生物、新規化学物質など)へ
・研究の対象
汚染源の分析・汚染物の個別影響評価と制御・緩和技術の開発から
⇒ 総合的分析・評価手法の構築(ヒトや生物・生態系への影響)
⇒ 環境中の動態解明とリアルタイム挙動動態モデルの開発
⇒ 予見を含めた総合的流域管理・監視技術とシステムの開発 へ

研究・教育・社会活動を融合させたインターブリッジシップの展開

地域・地球環境問題を解決するための人材の育成を活発に実施しています。
国内の大学や産官の研究者や実務者の招聘、共同研究などを通じて、国、地方公共団体、民間との積極的な連携を図っています。

海外の大学や研究機関などからの客員教授・研究者や留学生の受入、スタッフ・学生・卒業生の海外派遣・留学、アジア圏を主とする大学との連携を積極的に行い、特に中国やマレーシアには海外拠点を設置して、国際共同研究を展開しています。

外国人客員教授・留学生の受入、学生・卒業生の海外派遣・留学と海外拠点による国際展開



ダウンロード

  • 環境質 管理分野
  • 環境質 予見分野
  • 環境質 監視分野
京都大学
京都大学 工学部・工学研究科

PAGE TOP