環境質 管理分野

メンバー紹介

下水再利用による水循環型社会の構築を目指して

助教  竹内 悠 (TAKEUCHI Haruka)

「下水の再利用」への関心が高まるにつれ、下水再生水中の化学物質によるリスク管理がますます重要となっています。水中の様々な汚染物質を除去できる膜処理技術に着目し、膜処理過程における微量化学物質の除去機構の解明や効率的な下水再生処理プロセスの開発に取り組んでいます。

研究テーマ
1) RO膜での低分子量物質の除去率予測手法の開発
消毒副生成物として知られるニトロソジメチルアミン(NDMA)など、下水中に含まれる低分子量の化学物質はRO膜での除去率が大きく変動することが問題視されています。数理モデルを活用し、低分子量物質の除去率を予測する手法の開発に取り組んでいます。

2) 新素材NF/RO膜の下水再生処理への応用
ロバスト炭素膜、酸化グラフェン膜、液晶膜などの新素材膜に焦点を当て、膜処理過程での微量化学物質の除去性評価や運転性評価を行っています。

経 歴

2013年3月 京都大学工学部地球工学科 卒業
2015年3月 京都大学大学院工学研究科修士課程 修了
2018年7月 京都大学大学院工学研究科博士課程 修了(工学博士)
2018年7月 京都大学大学院工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター 日本学術振興会特別研究員
2019年4月 東京大学大学院工学系研究科附属水環境工学研究センター 特任研究員
2019年12月 京都大学大学院工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター 助教

PAGE TOP